きづき

デザインが魅力的な映画ホームページ

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こんにちは、エンジニアの宮崎です。

秋が深まるにつれて、だんだんと寒くなる日が増えてきましたね。
この記事を書いている時も、外の気温はすっかり20℃を切る日が多くなってきました。こんな肌寒い日には家にこもって、好きな飲み物とスマホを手の届くところに置いて、絶対に1歩も動かないと覚悟を決めながら映画を観るのもいいなぁって思ってしまいます。
今回は、そんな映画に関連したお話を。

当ブログの過去記事でも何度か映画関係の記事が出てきましたが、ロークルースタッフも映画好きが多いです。
今までの紹介記事とは趣向を変えて、現在上映中や過去作品の中から映画の世界観がうまく表現された、デザインが魅力的な映画ホームページをご紹介します。


カモン カモン

引用元:カモン カモン

〈あらすじ〉NYを拠点にアメリカを飛び回るラジオジャーナリストのジョニーは、LAに住む妹が家を留守にする数日間、9歳の甥・ジェシーの面倒を見ることに。それは彼にとって、子育ての厳しさを味わうと同時に、驚きに満ち溢れたかけがえのない体験となる。それぞれの孤独を抱えたふたりは、ぶつかりながらも真正面から向き合うことによって、新たな絆を見出していくー。

全編モノクロで製作された作品なので、ホームページもモノクロ。本文部分は小さめのフォントサイズ、写真は大きく大胆に、余白を活かしたレイアウトは上品で洗練された印象を受けます。ホームページを見ているだけで幸せな気分になれそうです。


「 LAMB/ラム 」

引用元:LAMB/ラム

〈あらすじ〉ある日、アイスランドで暮らす羊飼いの夫婦が羊の出産に立ち会うと、羊ではない“何か”の誕生を目撃する。2人はその存在をアダと名付け育て始めるが——。

ノイズが入った背景やタイプライター風の英字見出しなどにチラつきを加えたりと要所要所に怖い表現が。ザラっとした美しい写真が相まって、そこはかとなく不気味な印象を受けます。

一方、公式Instagramに投稿されている内容は打って変わって、劇中に登場するアダちゃんが来日した様子が投稿されています。原宿でクレープ食べたりプリクラ撮ったり、日本のティーンエイジャーの遊びを満喫しているなんて可愛すぎる。

余談ですが、前述の「カモン カモン」も「LAMB/ラム」も配給・製作会社は同じ会社で、過去に「ムーンライト」や「ミッドサマー」を世に出してきた、ここ数年で急速に耳にするようになったA24です。

A24の魅力的なところを語れば長くなるので割愛しますが、作品のテイストに合わせてロゴを変えることで、A24の社名を浸透させるのも面白いところです。こんな感じに↓↓



「 MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない 」

引用元:MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない

〈あらすじ〉月曜日の朝。プレゼン資料の準備で忙しい中、主人公が後輩2人組から「僕たち、同じ一週間を繰り返しています!」と報告を受けるシーンからこの物語は始まります。小さなオフィスで起きた、”社員全員タイムループ”。(中略)しかし、タイムループ脱出の鍵を握る肝心の部長は、いつまで経っても気づいてくれなくて……。

ページ最後までスクロールすると、暗転&鳩のアニメーションを経てシームレスにページ最初に戻る。スクロールを進めていく度にページ内をループしてしまう仕掛けが、映画の世界観にも合っていて印象的でした。


「 花束みたいな恋をした 」

引用元:花束みたいな恋をした

〈あらすじ〉東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った 山音麦(やまねむぎ)と八谷絹(はちやきぬ)。好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。(中略)まばゆいほどの煌めきと、胸を締め付ける切なさに包まれた〈恋する月日のすべて〉を、唯一無二の言葉で紡ぐ忘れられない5年間。

劇中主人公の1人麦が描いた可愛らしいイラストを随所に散りばめられていて、映画を見終わった後でもホームページをほっこり読み進められる良いアイテムになってます。


最後に

今回ご紹介させてもらった映画のように、映画のホームページって世界観がパッと見でわかるぐらい前面に押し出されたものが多いですし、そこに至るまで綿密なコンセプトワークやテーマの洗い出しをされているんだろうなと考えさせられます。

好きな映画のホームページから刺激もらって、これからのお仕事に活かしていきます。

過去関連記事も載せますので、よければご覧ください〜

この記事を書いた人

宮崎 裕平
相談をしても、気付けば聞き手に回ってしまうほど聞き上手。なんでも話してください。下戸だけど日本酒と名のつくものが好き。新旧問わず映画が好き。最近のFUNは、トイレの壁を眺めて顔みたいな模様を探すこと。