きづき

色のイメージを楽しく共有する方法を考える

>研究

みなさんは「赤色」と言われたらどんなものを想像しますか?

リンゴの瑞々しい赤であったりベルベットのような重たい赤だったり人によっていろんな「赤色」のイメージがあると思います。

そんな人によって違うフワッとしたイメージの「色」をもっと詳細かつ感覚的に共有することができればデザインや日常生活で役に立つ日がいつか来るのでは?と思います。


色のイメージって人それぞれ

まずは自分の好きな三原色を作ってみましょう!
数値や見本を見ずに自分の思い描く「赤」「青」「黄」を作ってみます。

私が作るとこんな感じ。なんだかちょっとホワイトが混じったようなパステル寄りの三原色になりました。
デザインをするときやイラストを描くときに無意識にパステル寄りの色を使いがちなので手癖がついているのかもしれません。

こんな風に色の感覚のズレって人それぞれあって、違う人が作ったらもっとビビッドになったり暗めなトーンになったりカスタマイズされた「三原色」ができるので面白いです。
数値で正確に色を作って共有するのがいちばん楽で正確なのは分かるんですが、なんだかときめかないので他に人それぞれの色の感覚を楽しく共有できる方法を考えてみます。


楽しく共有できる方法を考える

①写真からスポイト!

自分が撮った写真からスポイトしてカラーパレットを作る方法。
写真から色を取ると想像している色とは違う色味だったりして結構楽しい。
複数人で集まり、同じ写真からスポイトしてそれぞれカラーパレットを作っても個人差が出て楽しいかも。
実際に作ったカラーパレットでイラストを描いてみたりデザインに使ってみるのもいいですね。

②時間帯やシチュエーションをイメージ!

時間帯やシチュエーションを決めてカラーパレットを作る。例えば複数人で集まり、「夕暮れ」をイメージしたカラーパレットを制作。それぞれ見せ合い、どんな夕暮れをイメージして作ったのか共有する。
既にあるカラーパレットを見せてなにをイメージして作ったかクイズ形式にしても楽しいかも。

③映画や曲を色で伝えろ!

好きな映画のシーンや曲をイメージしてカラーパレットを作ってみる。
作った後になんでこの色を選んだのかじっくり考えると鑑賞中の気分やシーンで印象的な色味、タイトルの色…などなどちゃんと理由があるので面白い。人におすすめするときに一緒にカラーパレットを送ってこれはこんな作品です!って言うとネタバレにもならないし作品を見てみようかな…というきっかけにもなって楽しいかも。

上記みたいなワークショップをゲーム感覚で開いてみるのはどうでしょうか!
すぐに役立つものではないですが、個人の色の感覚や物や作品に対するイメージを楽しく共有できるので新しい発見ができるかもしれない…!
もっと楽しそうな共有方法を思いついたら教えてください!

この記事を書いた人

武山 慧瑞
猫とアイドルに貢ぐのが生きがいのデザイナー。仕事でイラストを描くのに息抜きでお絵描きしちゃうくらいの落書き大好きっ子。最近のNEWは育てているミントが大増殖してベランダの緑化が進んだこと。株分けしようか検討中。