こんにちは。RAWCREWでデザインとイラストを担当している武山です。
絵を描くことが好きな人なら共感してもらえるかと思うんですが、絵を描いてる時息抜きで別の落書きをしてしまうんですね。仕事でデザインを始めてからは、作業中のデザインとは全く違うデザインを無性にやりたくなるのでその度にデジャヴだな~と思います。
話は変わりますが、いろんなジャンルのデザインをぼーっと眺めるのが好きです。
最近はよくy2kデザインに惹かれます。y2kデザインは平成の懐かしさと令和の新しさのギャップがうまく調和していて可愛いですね。
ただ、作り手側の目線で見ると、加工が多い分photoshopで作られていることが多く、万年フォトショと仲良くなれていない自分からするとやってみようにもハードルが高く…まだイラレならマシなのに…
イラレなら……?
こうなったらもう全部イラレで作るか!
ということで、今回はy2kデザインでよく使用されるピクセル風やビットマップ風のデザインをillustratorでどれくらい再現できるのか試してみました。
実験1 : illustratorでピクセルデザインはできるのか?
まずは適当にフォントを組み合わせてロゴを作ります。

これを「オブジェクト」>「ラスタライズ」>「モノクロ2階調」>「25ppi」で書き出し。

お!なんかそれっぽい!

このままではデザインに使えないので
これをさらに「ラスタライズ」>「グレースケール」>「300ppi」で書き出しし、画像トレースでパス化。これで色変えなど調整しやすいデータになりました。
結果 : できないことはない
イラレでの加工だと細かい部分まで調整できないから少し野暮ったい印象に。「A」が潰れてしまったり「W」がガタガタでちょっと不恰好かも。ゴリ押しでできなくはないけど、フォトショで調整した方が圧倒的に綺麗でした。

おまけ
イラレは微妙でしたがせっかくなのでフォトショで作った方をいい感じにしてみるなど…

実験2 : illustratorでビットマップデザインはできるのか?
続いてはドットの質感が残るビットマップ風にチャレンジ。
さっきのロゴに適当にグラデをかけました。

これを実験1で試したものと同じ「オブジェクト」>「ラスタライズ」>「モノクロ2階調」>「25ppi」で書き出し。

これは結構いいのでは!?
グラデの部分が綺麗にドット化されている!
あとはこれに背景足したり色とか変えたらね、もういい感じ。

結果 : よい
簡単なモチーフに使うのもかわいい気がします。ただ、写真や複雑なイラストはパスが多くなりすぎるので注意が必要。
今回はここまで。
うまくいった部分もいかなかった部分もありましたが、自分が普段好きなデザインはどうやってできてるのかちょっとずつ試すのも楽しいですね。
また息抜きに色々いじってみようと思います。👋