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春が来た!ミモザのある生活を楽しもう
ミモザの日って?
ミモザの楽しみ方いろいろ




春が来た!ミモザのある生活を楽しもう

みなさん、ミモザはお好きですか?
2月から3月にかけて、少し日が長くなってきたなと感じる頃に、目にする機会が増えるのがミモザの花です。
ふわふわでポンポンとした黄色の小さな花たちは、見ているだけで元気な気持ちになります。近年は、日本でも春のはじまりを予感させるモチーフのような存在になってきていますよね。

そんなミモザですが、日本に渡来したのは明治時代の頃だとか。日本で『ミモザ』はギンヨウアカシアやフサアカシアなど、アカシア属の花木の総称として親しまれています。ミモザはオーストラリアを原産とする植物で、開花時期になると、黄色いポンポン状の愛らしい花を咲かせます。とても香りが良いので、昔から有名メゾンをはじめとした香水や石鹸の原料としても親しまれています。

ミモザの日って?

3月8日はイタリアの「ミモザの日」です。ミモザの日が近づくとイタリアの町中が華やかな黄色に溢れかえるそうです。ショップのショーウィンドーにはミモザの花が飾られ、ケーキ屋さんやスーパーではミモザケーキや黄色い包装紙に包まれたお菓子などが販売されるといいます。どこもかしこもミモザ色で彩られ、明るい雰囲気に包まれるんだとか。なんだか想像するだけで素敵な光景…ぜひその時期に訪れてみたいものですね。
男性たちは、奥さんや恋人だけでなく家族や友人、同僚や常連客など身近な女性たちに日頃の感謝の気持を込めて「Auguri!(アウグーリ)=おめでとう!」という挨拶と共にミモザの花をプレゼントします。SNS上でミモザの写真のついたメッセージを送ったりすることもあるようです。
ミモザの日は、「国際女性デー」とも関係していて、この日は毎年女性たちの平等権の獲得への運動を称えると共に、女性が平等な社会でグローバルに活躍できるような呼びかけが行われます。そして、イタリアの女性たちが日々の家事や育児から束の間解放され、国中で女子会が行われるハッピーな日のようです。



ミモザの楽しみ方いろいろ

せっかくなので、ミモザの季節をいろんな角度で楽しんでみましょう!


《飾って楽しむ》
まずは、お花そのもの。今の時期、花屋さんの店頭で入手できます。花器の高さに合わせて枝を切り、水に浸かる部分の葉と花はすべて落とします。そのまま花器に生けて飾るのはもちろんですが、麻ひもがあれば、リースにして長い間楽しむこともできます。スワッグ等にしてドライで楽しむのもおすすめ。購入してすぐの、新鮮なうちからスワッグにして束ね、風通しの良い場所に飾るのが綺麗なドライをつくるポイントです。色合いの変化を楽しんでいってください。



《食べて楽しむ》
カクテルの「ミモザ」や「Torta Mimosa(トルタ・ミモザ)=ミモザケーキ」、ミモザサラダなど、ミモザの名がつくメニューがあります。どれも花の色やポンポン状の形を連想させ、テーブルに彩りを添えてくれます。レシピも検索すれば色々と出てきますので気になる人はぜひトライしてみてくださいね。



《知って楽しむ》
国や地域によって違いあれど、どれをとってもポジティブな意味合いが多いミモザの花言葉。イタリアでは「感謝」、フランスでは「私がどれほどあなたを愛しているか、誰にも分かりはしない」という意味をこめて、母親や祖母に対して贈られることが多いようです。その他に広く知られている花言葉は、「秘密の恋」や「感受性」「思いやり」。「秘密の恋」は、ネイティブインディアンの告白の習慣が由来になっているんだそう。メッセージカードにミモザやミモザのイラストなどを添えて大切な人に愛や感謝を伝えるのも素敵ですね。

ミモザの鮮やかな黄色い花の色は、ヨーロッパでは太陽をイメージさせ、厳しい寒さの残る2月に花をつけることから、一見はかなく見えるミモザの花が秘める「活力(エネルギー)」にも注目が集まり、ミモザの花=しなやかな女性の強さの象徴にもなっているんですね。


《着て楽しむ》
ミモザのような黄色を纏えば、色の心理効果も相まって明るい気分になれるはず!
黄色は有彩色の中で一番明るい色です。光や太陽のイメージと結び付けられ、心を弾ませ楽しい気分にさせてくれます。コミュニケーションを円滑にする、知性を刺激して行動を活性化する、判断力・記憶力UP、注意を促すなどに効果的だと言われています。派手になりそうで、なかなかチャレンジしづらいという方は、小物使いで取り入れることをおすすめします。スカーフやチーフ、バッグや靴下などアクセントカラーで使ってみてください。

さぁ、ココロ弾む春の到来!まずはミモザから春支度してみましょう。

この記事を書いた人

樋口 由宇
美味しいもの、肌触りのいいもの、かわいい雑貨や服が好物です。最近はおうち時間が増えたので、季節のお花を飾ることも楽しみの一つ。観葉植物も増え、果てはリボベジに挑戦して何度かアボカドの種の水耕栽培をしてみるも、一度も発芽しません。どなたか成功の秘訣を教えてください。